最近、扇風機やサーキュレーターにDCモーター搭載というキャッチフレーズをよく目にするようになってきました。


ACモーターとDCモーターって何が違うの?

扇風機やサーキュレーターの動力源であるモーターには、AC(交流)モーターとDC(直流)モーターがあります。
従来はACモーターを利用した扇風機がほとんどでしたが、最近はDCモーター扇風機に注目が集まってきています。
まずは、それぞれの扇風機について簡単に説明します。
ACモーター扇風機の特徴
ACモーター扇風機は、交流の電流によって動いています。
弱・中・強 のように段階的な風量調整になっていて、細かな調整はできません。
ACモーター扇風機は、安いものだと3,000円程度~購入することができます。
またモーターの構造上、耐久性が高く長寿命であると言えます。
DCモーターの特徴
DCモーターは直流の電流によって動いています。
負荷が一定であれば、電圧の上下によって回転数を調整することができるため、弱と中の間の風量を設定できたり、ACモーターの「弱」よりも弱い、そよ風のような優しい風もできます。
またモーター自体も軽量で静音性に優れ、消費電力もACモーター扇風機の半分程度です。
しかしACモーター扇風機と比べて価格は高く、安いものでも1万円前後~という値段設定になっています。
DCモーター扇風機の電気代は本当にお得?

先ほども述べたようにDCモーター扇風機は消費電力が少ないため、従来型のACモーター扇風機より省エネです。


1kWhあたりの電気代を26円として計算すると、それぞれの消費電力と時間ごとの電気代は下の表のようになります。

DCモーター扇風機の一般的な消費電力は20W程度で、ACモーターの一般的な消費電力は40W前後ですので、それぞれ計算してみます。
1日7時間連続使用すると、
ACモーターでは、7.28円/日 218.4円/月 2657.2円/年
DCモーターでは、3.64円/日 109.2円/月 1328.6円/年
実際に使用するのが、1年のうちで5月~10月の6ヶ月間とすると、1シーズンでの電気代の差は655.2円です。
価格差の7,000円を取り戻すためには、シーズン中毎日使ったとしても10年以上かかってしまいます。
それに対して扇風機の一般的な寿命は8年と言われています。
こう考えると、ACモーター扇風機の方がトータルで考えるとお得かもしれません。
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まとめ
ACモーター扇風機・DCモーター扇風機それぞれにメリット・デメリットがあるので、何を重視するかによって選ぶ必要があります。
ACモーター扇風機は、「とにかく価格重視」という方にオススメです。
購入時の値段も安く、耐久性も強いため長く使うことができます。
DCモーター扇風機は、「値段よりも使い心地を重視したい」という方にオススメです。
購入時の値段は高いですが、風量の微妙な調整が可能で「寝るときには優しい風が良い」「弱と中の間くらいの風がいい」などに対応できます。
ぜひ自身の生活に合った機能を選んで、快適な生活を送りましょう。