宝くじは高額当せんできる?当せん者は幸せになれる?

宝くじと言えば、「一攫千金10億円GETするぞ!」と意気込んで年末の宝くじ売り場に長蛇の列ができているのをよく見ます。

みなさん期待を胸に購入されていますが、当選者たちは幸せな人生を送ることができているのでしょうか?

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そりゃ一生働いても稼げない金額を一瞬で手にできるのだから、幸せに決まっているでしょ?
ニッシー
実は必ずしも幸せになれるという事でもないみたいですよ!
詳しく解説していきますね!
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宝くじとは?

宝くじの正式名称は「当せん金付証票」で、古くは江戸時代に神社や寺などの修復のための資金を集める目的で富籤(とみくじ)が発行されていました。

その後も戦争資金の調達目的で「福券」や「勝札」という名称で発行されていました。
しかし抽選を目前に日本がポツダム宣言を受入たことで実質的に敗戦してしまい、「負札」と揶揄されました。

その後宝くじは1948年に当せん金付証票法に基づき、浮動購買力を吸収し地方財政資金を調達することを目的に運営されています。

浮動購買力とは、簡単に言うとタンス預金です。
タンス預金は政府が税制などを変えても、なかなか徴収することができないものです。
それを高額な当せん金を提示し、政府が管理徴収できないお金を放出させることで、地方財政資金に充てるという事なのです。

宝くじの当選確率

勘のいい人ならもう気づきましたよね?

基本的に宝くじの高額当せんは期待できないです。
もちろん100%当せんしないわけではないです。
実際に数億円という高額な当せん金を獲得している人もいます。

しかし、多くの人が当せん金を手にしてしまうと、本来の目的である地方財政資金が得られなくなってしまいます。
地方財政資金を確保するためには、ほとんどの人がハズレることが必要になってきます。

ハズレてばかりでは購買意欲が失われてしまうので、ごくわずかな人のみが高額の当せん金を手にすることができるのです。

2019年末のジャンボ宝くじでは、24ユニット(1ユニット2,000万枚)の4億8,000万枚が発売されました。

1,000万円以上の当せんを高額当せんとすると、その本数は144本

つまり高額当せんできる確率は0.00003%です。
こう考えると決してゼロではないが、ほぼ当せんしないことが分かると思います。

よく交通事故に遭う確率と対比されますが、警察庁によると2019年の交通事故による死傷者数は全国で463,930人だったそうです。

日本の総人口は約1億2,600万人なので、国民1人が1年間で交通事故に遭う確率は約0.37%となります。

宝くじで高額当せんするよりも、交通事故に遭う確率の方が10,000倍以上高いという事になります。

高額当選者は幸せか?

では、0.00003%の難関を勝ち抜き、高額当せんした人はその後幸せな人生を送ることができるのでしょうか?

高額当せん者の氏名や住所は、個人情報ですし本人の安全を確保するためにも発表されることは無いので、幸せかどうかは本人が名乗り出ない限り確認することはできません。
残念ながら私の周りにも、当せん者はいない(公表していないだけでいるかもしれませんが…)ので、確認することはできませんでした。

しかし私の経験から推察していきたいと思います。

大金に慣れてしまう

例えば、サラリーマンの生涯賃金と言われる3億円に当せんしたとします。

あなたは、今までと変わらぬ生活ができるでしょうか?
多くの人は、それだけの大金を手にすると「少しくらいの贅沢ならいいよな」と一食数万円するディナーに行ってみたりするでしょう。

なんせ3億円もあるのですから、一食5万円でも10万円でも痛くも痒くもないでしょう。

しかし多くの人は、ここに歯止めが効かなくなってしまいます。

なんと言っても、まだ2億9990万円残ってるんですから。

月に一度、高級ディナーを食べに行っているとそれに慣れてしまいます。

すると物足りなさを感じて、その回数が月に2回、週に1回、週に2回と徐々に増えてしまうのです。

1円の価値が低くなる

人は大きなお金を手にすると、お金の価値を低く認識してしまうのです。

どういう事か説明します。

例えば普段120円の卵が数百メートル離れた店で90円で売られていると言う情報を手に入れました。
すると多くの人は、わざわざ遠くの店に90円の卵を買いに行くでしょう。

しかし、1万円のコートを買いに行った所、1km離れた店で9,800円で売られているという情報を手に入れました。
歩けば15分程度の時間でしょう。
しかし多くの人は、ここで別の店に行くという選択をせず、1万円のコートを買う選択をしてしまいます。

30円のためには店を変えられるのに、200円のためには店を変えられないのです。

これが扱うお金が大きくなればなるほど、1円の価値が低くなってしまうという事です。
なんとなく思い当たる方が多いのではないでしょうか?

3億円ものお金を手にしてしまった人は、数万円ですら「たいしたことない」と支払ってしまいかねないのです。

生活レベルは下げ難い

人間にとって一番苦しいのが、生活水準を下げることだと言われています。

年収400万円の人には年収400万円の生活水準があり、年収1,000万円の人には年収1,000万円の人の生活水準があります。

おそらく意識せずとも、年収が上がればいつの間にかその年収に見合った生活水準をしていると思います。

宝くじの高額当せん者も、最初はお金の使い方に気を付けるはずです。
なぜなら、もともとの生活水準が体に染みついているからです。

しかし手元に3億円があるという現実から、徐々に生活水準は3億円よりになっていきます。
とうぜん意識しているわけではなく、無意識にその生活水準になってしまうのです。

すると、今度は自然と高い生活水準に体が慣れてきてしまいます。

そして気が付けば、手元には数千万、数百万となってしまうのです。

すると徐々に慣れていた高水準の生活を維持できないこ事に気づくのです。

下手をすると、高い生活水準を維持するために、借金をする人も出てくるでしょう。

人にとって、今までの生活水準を下げない事は、それほどに大切なモノなのです。

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まとめ

宝くじの高額当せん確率については、極めて小さいと言えます。

そんな中で、数億円の当せん金を手にしたときに大切なことが、「いかに生活を変えないか」です。

ハッキリ言って今までと全く同じ生活をできる人はいないと思います。

しかし、生活水準が上がりすぎてしまうと、それを下げるのはとても苦しいです。

サラリーマンの生涯年収が3億円と言われていますが、一度に3億円を手にしまうと絶対に生涯暮らしていく事はできません。
手にした瞬間から、生活水準が通常よりも上がってしまうからです。

もし高額当せんした際には、一度深呼吸をして「いつ・何に・いくら使うか」を計画してみてください。
計画的にお金を使ってこそ、本当の幸せをつかめます。

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